映画「35年目のラブレター」は、西畑保と妻・皎子の実話をもとにした映画です。笑福亭鶴瓶が文字の読み書きができない夫・保役を、原田知世が夫を支える妻・皎子役を演じました。監督は塚本連平、脚本は長谷川隆が担当しています。本作は、妻への感謝を手紙で伝えたい一心で、60歳を過ぎてから妻のために文字を学ぶ夫の奮闘と、夫婦の深い愛情を描いた感動の物語です。

映画「スージー・サーチ」は、ソフィー・カーグマン監督によるアメリカのミステリースリラー映画です。主演はキアシー・クレモンズが務めています。SNSやポッドキャストといった現代のメディア文化を背景に、若者たちの承認欲求や心の葛藤をリアルに描き出した本作。SNSでの「バズり」を求める若者の行動とその先に待つ展開は、観る者に予測できない衝撃を与えます。サスペンスの緊張感と現代的なテーマが巧みに絡み合い、ただの若者ドラマにとどまらない深みを持つ一作です。

映画「FPU～若き勇者たち～」は、国連平和維持活動（PKO）に従事する中国の警察部隊の死闘を描いたアクション大作です。中国で大ヒットを記録しました。主演は「陳情令」で人気を博したワン・イーボーが狙撃手役を、「オペレーション：レッド・シー」のホアン・ジンユーが分隊長役をそれぞれ務めています。製作総指揮に「インファナル・アフェア」シリーズのアンドリュー・ラウが参加し、監督は武術監督出身のリー・タッチウが担当しました。迫力ある戦闘シーンと隊員たちの絆が見どころの作品といえるでしょう。

映画「アイヌプリ」は、ディズニープラスのドラマ「SHOGUN 将軍」で監督を務め国内外で高い評価を得ている福永壮志によるドキュメンタリー映画です。北海道・阿寒湖のアイヌコタンで暮らす少年の成長を通して現代アイヌ民族のリアルな姿を描き、トライベッカ映画祭で審査員特別賞を受賞しました。白糠町で生きるアイヌの家族に密着し、祖先から受け継がれてきたマレㇷ゚漁の技術や文化、信仰を次世代へ伝える彼らの等身大の姿を映し出します。

映画「太陽と桃の歌」は、スペイン・カタルーニャを舞台としたヒューマンドラマです。伝統的な家族経営の桃農園が、時代の変化によって存続の危機に瀕する様子を描いています。監督はカルラ・シモンが務め、第72回ベルリン国際映画祭では金熊賞を受賞しました。土地の再開発という普遍的な問題を背景に、家族の葛藤や絆を通して、現代社会における農業のあり方や家族の価値観を問いかける作品です。

映画「人体の構造について」は、ルーシァン・キャステーヌ＝テイラーとヴェレナ・パラヴェルが監督を務めたドキュメンタリー映画です。2004年の「リヴァイアサン」で注目を集めた監督コンビが、今作ではパリの病院を舞台に、タブー視されがちな医療の現場をありのままに描き出します。

映画「ソウル・オブ・ア・ビースト」は、スイス製作の青春ドラマ映画です。​監督・脚本はロレンツ・メルツが務めました。主演はパブロ・カプレツです。若くして父親となった青年が、恋愛や友情、責任と自由の間で葛藤する姿を描いています。2021年のロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、2022年のスイス映画賞では主演男優賞を含む複数部門で受賞・ノミネートされました。

映画「ザ・バイクライダーズ」は、2024年11月29日に日本公開されたアメリカ製作の犯罪ドラマ映画です。監督・脚本はジェフ・ニコルズが務めました。​本作は、写真家ダニー・ライオンが1960年代のシカゴで撮影したバイク乗りの日常を収めた写真集にインスパイアされ、架空のモーターサイクルクラブ「ヴァンダルズ」の栄枯盛衰を描いています。

映画「NO ハンブルク NO ビートルズ」は、イギリス製作のドキュメンタリー映画です。​監督はロジャー・アプルトンが務めました。​本作は、ザ・ビートルズの初期6年間、特に1960年から1966年にかけてのハンブルク時代に焦点を当てています。​元メンバーや関係者の証言、アーカイブ映像、アニメーションを交え、彼らの音楽的成長とスタイルの確立を描いた映画です。

映画「Back to Black エイミーのすべて」は、2011年に27歳で早逝した稀代の歌姫エイミー・ワインハウスの波乱の人生を描いた伝記ドラマです。カムデン・タウンでの初期の活動から、アルバム「バック・トゥ・ブラック」の世界的成功、そしてグラミー賞受賞に至るまでの軌跡を辿ります。彼女の才能と苦悩を描いた、感動的な物語です。

映画「きみといた世界」は、政成和慶監督のデビュー作となる青春SFラブストーリーです。コミュニケーションが苦手な男子高校生とクラスの人気者の女子高校生が、謎の世界で心を通わせ、元の世界へ帰ろうと奮闘する姿を描きます。W主演を務めるのは中川可菜と高橋改。二人が織りなす、もどかしくも純粋な恋模様が見どころです。不思議な世界観と、二人の関係性の変化に注目ください。