映画「辰巳」は小路紘史監督が自主制作で完成させたジャパニーズ・ノワール作品です。バイオレンスなシーンも多く、薄汚れた世界の演出もリアリティがあり最高です。また登場人物のキャラもしっかり確立されているので作品に入り込みやすいです。ノワール系が得意ではない人も比較的見やすい作品になっています。

ドラマ「奪われた僕たち」は、須賀健太と荒牧慶彦が主演のドラマです。過去の栄光を引きずりながら小さな仕事をこなすフリーの映像ディレクター堺洋一の人生は、手紙と人間の指1本を送った光見京との出会いによって大きく変わり始めます。本作は全6話と展開は早いのですが、後半には主演の2人の関係が明らかになるなど、しっかりと計算された構成となっています。

映画「誰が為に花は咲く」は、犯罪加害者の家族をテーマにした映画です。殺人を犯して逃亡中の父親を持つ高校3年生の椿。ある日、父親に似ている男が目撃されます。椿は父親の無事が嬉しい反面、どこか複雑な気持ち。さらに2年後、再び父親の目撃情報が出ます。凶悪殺人犯を父に持つ思春期の少女の葛藤が描かれた作品です。

ドラマ「くるり～誰が私と恋をした？～」は、記憶喪失のヒロイン・まことが男性用の指輪を手がかりに、本当の自分と恋の相手を探すラブコメミステリーです。指輪がぴったりとはまる3人の男性が現れ、複雑な恋愛関係が展開します。生見愛瑠が主演を務め、現代社会で自分らしさを見つめ直す旅を描きます。自分らしさを探求するヒロインの姿を通して、日々の選択と自分自身のアイデンティティについて考えさせられる物語です。

アニメ「誰ソ彼ホテル」はスマホ向けゲームを原作としたアニメです。自分の記憶を思い出せない主人公が、辿り着いたホテルで自分の記憶を探しつつ、事件を解決していきます。原作はノベルゲーム形式になっており、現実的ではない見た目をした個性豊かなキャラも見どころの1つです。アニメでもホテルの怪しげな雰囲気と謎を楽しめます。

ドラマ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」は、Netflixで配信された韓国のサスペンススリラーです。謎めいた事件と貸別荘を経営する男の過去と現在が交錯する物語です。キム・ユンソクが17年ぶりにドラマに復帰、巧みな心理描写と緊張感あふれるスリルが見どころです。あなたを深い謎と緊張感へ引き込む、注目のドラマです。

映画「誰よりもつよく抱きしめて」は日本の映画。強迫性障害から彼女に触れられない男性とその事実を知った女性が、関係性に悩む姿を描いていきます。好きなのに触れ合えない心と身体の違いは、もどかしさを感じる内容になっています。症状と向き合う中で二人が導き出す答えがどうなるか、最後まで見逃せない作品です。

「男が結婚したい職業No.1」のはずなのに、婚活がうまくいかないナースたちの婚活物語です。ナース専門の婚活相談所「ナースのとも」代表・横山陽子を演じるのは、「白い巨塔」や「ラストクリスマス」など数々のヒット作に出演した実力派女優の矢田亜希子。ダメンズと別れられない、元カレが忘れられないなど数々の悩みに対して、陽子はどのように結婚に導いていくのか。陽子の歯に衣着せぬ物言いに注目です。

映画「知らないカノジョ」は日本で製作された映画です。人気小説家の夫は、学生時代からの付き合いだった妻と喧嘩した翌日に、二人が出会わなかった世界に飛ばされてしまいます。歌手として成功した妻の姿を見ていく中で、夫は元の世界に戻るために奔走していきます。もしもの世界をきっかけにお互いの大切さに気付いていくラブストーリーが楽しめる作品です。

「知識の扉よ開け！ ドア×ドア クエスト」は、日本国内の各スポットに焦点を当てるバラエティ番組です。東京ディズニーリゾートやユニクロ新宿店など、各スポットの舞台裏や営業時間以外の様子を紹介します。クイズ形式でスポットの秘密を紐解いていく演出で、考えながら楽しめる仕組みです。細部にまでこだわるプロの取り組みに感心するケースも多く、誰かに話したくなる意外な事実や情報に触れられる番組です。

ドラマ「地獄の果てまで連れていく」は佐々木希が主演を務めるオリジナルドラマです。主人公が過去の自分の人生を大きく狂わせた女に近づき、復讐を実行する姿を描いていきます。話の中心は復讐劇ではあるものの、本来は優しい性格の主人公は復讐の実行に悩み、葛藤していきます。殺人鬼の女とのやり取りは、結末が予測できない展開です。

映画「敵」は、第37回東京国際映画祭3冠受賞の映画です。文芸界の巨人筒井康隆原作、主演12年ぶり待望の映画主演の長塚京三、監督吉田大八が贈るストーリー。人生最後の戦いにおける敵とは何か。静かな余生を贈る元大学教授の来るべくXデー。「預金の残高に見合わない寿命は惨めだ」というセリフが、超高齢化社会の日本に大きく突き刺さる作品です。