お米とおっぱい

ある会議室に集められた、お互い名前も知らない5人の男たち。彼らが集められた理由は、ある議題を全員一致の決がでるまで話しあうこと。その議題とは「お米とおっぱい、この世からどちらかがなくなるとしたら、どちらを残しますか？」というものだった。

「お米とおっぱい」は、『カメラを止めるな！』の上田慎一郎監督が手掛けた初期唯一の長編作品です。リハーサルを重ね、6分間の長回しを行うなど、上田監督の独特の演出が見どころとなっています。また、「カメ止め！」でカメラマンを演じた山口友和が、今作では生真面目なサラリーマン役で出演しており、その演技も注目点の一つです。この作品は、上田監督の初期作品として、その後の彼の作風を予感させる要素が詰まっています。