警視庁物語 追跡七十三時間

午前1時過ぎのガソリンスタンドに1台のタクシーが滑り込んだ。タクシーはガソリンが満タンになると去っていった。走り去ったはずのタクシーはヘッドライトを消してまたスタンドに近づいてきた。数分後、銃声が響く。死体を残して、タクシーは闇の中に消えた。

「警視庁物語 追跡七十三時間」は、警視庁捜査一課の活動をドキュメンタリータッチで描いた刑事サスペンスシリーズの第3作です。物語は、ガソリンスタンドで起きた強盗殺人事件を捜査する警視庁捜査一課の姿をリアルかつスリリングに描いています。1950年代の東京の街並みや風俗を捉えた映像も見どころの一つで、当時の風景を興味深く描き出しています。追跡七十三時間というタイトル通り、刻一刻と変わる状況に対応しながら真相を追い求める刑事たちの姿に引き込まれます。