ねこあつめの家

スランプ中の小説家、佐久本勝。担当編集者のミチルに励まされても一向に筆は進まず、怪しい占い師の言葉に導かれ、田舎の古民家に引っ越してくる。ある時、ぼーっと庭先を眺めていると、そこに猫が現われる。しかし猫はすぐに姿を消してしまう。どうしても猫のことが気になる佐久本は、ペットショップの店主・寺内にアドバイスをもらい、猫が集まる庭づくりに邁進していくのだったが・・・。

「ねこあつめの家」は、スランプ中の小説家・佐久本勝が田舎の古民家に引っ越し、庭に現れる猫に心惹かれ、猫が集まる庭づくりに励む物語。一度は作家としての道を諦め、猫の世話に専念するも、貯金が底をつき、ペットショップで働き始める。そんな中、担当編集者と再会し、彼女の人生に影響を与えたことを知る。その後、彼女が出産し入院中に、新たな原稿を持った編集長が現れ、「出版する方向で押してみろ」と言い残す。