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桜が満開の4月。新年度は入学式から始まる。授業が始まり、1年生は挙手の仕方や廊下の歩き方、掃除や給食当番など、集団生活の一員としての規律と秩序について初めて学ぶ。そんな1年生の手助けをするのは6年生だ。小さくてまだ何もわからない1年生も、わずか6年の間に自分が何者であるかという自覚を持ち、6年生にふさわしい行動を取るようになる。主人公は学校そのもの。カメラは、1年生と6年生に焦点を絞り、春夏秋冬、彼らの学校生活を追う。コロナ禍において学校行事実施の有無に悩み、安全と犠牲をめぐる議論を重ねる教師、社会生活におけるマナーを学んでいく1年生、経験を重ね次章への準備を始める6年生……。3学期になり、2年生に進む1年生は、新1年生のために音楽演奏をすることになる。彼らは社会の一員として生きていくために、ものごとをやり遂げる責任感や、そこで得られる達成感を感じて学び、また“誰かのために何かをする喜び”も体験するのだ。桜のつぼみがほころび始め、また新年度が始まる。
【出演】
【スタッフ】
監督/編集(⼭崎エマ) プロデューサー(エリック・ニアリ) 撮影監督(加倉井和希) 製作/制作(シネリック・クリエイティブ) 国際共同製作(NHK) 共同制作(Pystymetsä Point du Jour YLE France Télévisions) 製作協⼒(鈍⽜俱楽部) 配給(ハピネットファントム・スタジオ )
「小学校~それは小さな社会~」は、日本の公立小学校に通う1年生と6年生の学校生活を春夏秋冬にわたって描いたドキュメンタリー作品です。イギリス人の父と日本人の母を持つドキュメンタリー監督の山崎エマは、150日間、4,000時間にわたる長期取材を実施し、掃除や給食の配膳など日本式教育の「TOKKATSU(特活)」を通じて子どもたちが協調性を学んでいく姿を捉えています。彼女自身が公立小学校に通った経験を生かし、学校という小さな社会が未来の日本を形成する重要な場所であることを描き出しています。海外でも注目され、特にフィンランドで4ヶ月のロングランヒットを記録した作品です。
公式予告動画
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