邦画 「ドキュメンタリー」

  • 骨を掘る男

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    沖縄戦の戦没者の遺骨を40年以上にわたって収集し続けてきた具志堅隆松さんを追ったドキュメンタリー。沖縄本島には激戦地だった南部を中心に、住民の人々や旧日本軍兵士、さらには米軍兵士、朝鮮半島や台湾出身者たちの遺骨が、現在も3000柱近く眠っていると言われる。28歳から遺骨収集を続け、これまでに約400柱を探し出したという70歳の具志堅さんは、砕けて散乱した小さな骨や茶碗のひとかけら、手榴弾の破片、火炎放射の跡など、拾い集めた断片をもとに、その遺骨が兵士のものか民間人のものか、そしてどのような最期を遂げたのかを推察し、思いを馳せ、弔う。自身も沖縄戦で大叔母を亡くした映画作家・奥間勝也監督が具志堅さんの遺骨収集に同行して大叔母の生きた痕跡を追い、沖縄戦のアーカイブ映像を交えながら、沖縄の歴史と現在を映し出す。

  • あらすじ

    地元ローカル局・広島ホームテレビが石丸市長選から数百時間にわたって安芸高田市政に密着取材を行い、2021年11月にテレビ朝日系列の「テレメンタリー」で30分番組を放送。番組は好評を博し、翌年の春に50分版を放送すると、その後アーカイブ配が900万回以上の再生回数を記録した。「是々非々で」といいながら、どうして市長と議会に軋轢が生まれたのか。なぜ“広島県安芸高田市議会の騒動”が、ここまで全国的な注目を集めたのか。満を持しての劇場版となる本作は、TV放送では入らなかった市民の動きや、その後の取材を大幅に加え再構成した。いち地方議会の問題から見えてくる、この国のいたるところにはびこる”オキテ"とは?

  • マミー

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    和歌山毒物カレー事件——1998年7月、夏祭りで提供されたカレーに猛毒のヒ素が混入。67人がヒ素中毒を発症し、小学生を含む4人が死亡した。犯人と目されたのは近くに住む林眞須美。凄惨な事件にメディア・スクラムは過熱を極めた。自宅に押し寄せるマスコミに眞須美がホースで水を撒く映像はあまりにも鮮烈だった。彼女は容疑を否認したが、2009年に最高裁で死刑が確定。今も獄中から無実を訴え続けている。

  • うんこと死体の復権

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    「グレートジャーニー」で知られる探検家で医師でもある関野吉晴はアマゾン奥地の狩猟採集⺠と の暮らしを通して、自然とヒトとの関係について考え続けてきた。そして、2015年から『地球永住計画』というプロジェクトを始める。この地球で私たちが生き続けていくためにはどうしたらいい かを考える場だ。関野はそこで3人の賢人に出会う。野糞をすることに頑なにこだわり、半世紀に渡る野糞人生を送っている伊沢正名。うんこから生き物と自然のリンクを考察する生態学者の高槻成紀。そして、死体喰いの生き物たちを執拗に観察する絵本作家の舘野鴻 。3人の活動を通して、現代生活において不潔なものとされるうんこ、無きモノにされがちな死体を見つめると、そこには無数の生き物たちが織りなす、世の中の常識を覆す「持続可能な未来」のヒントが隠されていた...。

  • かづゑ的

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所、長島愛生園。宮﨑かづゑさんは10歳で入所してから約80年、ずっとこの島で生きてきた。病気の影響で手の指や足を切断、視力もほとんど残っていない。それでも、買い物や料理など周囲の手を借りながらも自分で行う。「本当のらい患者の感情、飾っていない患者生活を残したいんです。らいだけに負けてなんかいませんよ」と力強く語るかづゑさん。患者同士のいじめに遭い、つらかった子ども時代。家族の愛情と、たくさんの愛読書が、絶望の淵から引き上げてくれた。そして夫の孝行さんと出会い、海沿いの夫婦寮で自然とともに暮らしてきた。かづゑさんはいつも新しいことに挑戦している。そしてどこか可愛いらしい。78歳のときにパソコンを覚え、84歳になって初の著作となる『長い道』(みすず書房)を出版。類まれな表現力で日常を瑞々しく綴り、版を重ねている。90歳も半ばになったかづゑさんは言う、「できるんよ、やろうと思えば。」

  • 僕が宇宙に行った理由

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    少年時代にハレー彗星を見たことで宇宙に興味を抱くようになり、「どうしても、宇宙に行きたかった」と語る前澤。2015年、民間人が宇宙へ行くことができると知った彼は、人知れず宇宙旅行に向けてプロジェクトを始動させる。

  • BE:the ONE

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    2021年、ボーイズグループ発掘オーディション番組「THE FIRST」から火がつき、鮮烈なデビューから1年、NHK紅白歌合戦に堂々の初出場を果たし、代々木第一体育館での単独ライブなど国内アーティストとしての地位を確立したBE:FIRST。デビューして2年目にして、急速な進化が止まらない彼らのオーディションから現在に至る【集大成】のライブドキュメンタリー映画が全国公開となります。本作は、BE:FIRSTを大きく成長させ、堂々たるステージを見せた初の全国ツアー「BE:FIRST 1st One Man Tour ""BE:1"" 2022-2023」のライブパフォーマンスや、彼らの原点となったボーイズグループ発掘オーディション番組「THE FIRST」、そして各メンバーのインタビュー、ライブの裏側等が内包されており、更に、世界を目指す彼らの一歩となる、映画でしか観られない韓国で撮影した「Message-Acoustic Ver .- 」のスペシャルパフォーマンスが観られます。

  • 戦雲 -いくさふむ-

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    沖縄本島、与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島――この美しい島々で、日米両政府の主導のもと急速な軍事要塞化が進行している。自衛隊ミサイル部隊の配備、弾薬庫の大増設、基地の地下化、そして全島民避難計画……。2022年には、「台湾有事」を想定した大規模な日米共同軍事演習「キーン・ソード23」と安保三文書の内容から、九州から南西諸島を主戦場とし、現地の人々の犠牲を事実上覚悟した防衛計画が露わになった。しかし、その真の恐ろしさを読み解き、報じるメディアはほとんどない。全国の空港・港湾の軍事拠点化・兵站基地化が進められていることをどれほどの日本人が知っているか。本当の「国防」とは何か。圧殺されるのは沖縄の声だけではない。本作は2015年から8年かけ沖縄・南西諸島をめぐり取材を続けてきた映画作家でジャーナリストの三上智恵による渾身の最新レポートである。タイトルは、山里節子さんが「また戦雲(いくさふむ)が湧き出してくるよ、恐ろしくて眠れない」と歌う石垣島の抒情詩とぅばらーまの歌詞に由る。映画が映し出すのは、迫り来る戦争の脅威だけではない。過酷な歴史と豊かな自然に育まれた人々の暮らしや祭り――それらこそ、まやかしの「抑止力」の名のもとで今まさに蹂躙されようとしているかけがえのない何かであり、私たちの希望と祈りの源にほかならない。

  • 青春

    ジャンル:ドラマ制作国:制作年:2024年

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    あらすじ

    雑然とした作業場。猛烈なスピードでミシンをかける姿はアクション映画のようで、振り付けられたダンスのようだ。若い男女の恋愛をめぐる駆け引きはボーイ・ミーツ・ガール。あちこちで起こる言い争いは、暴力への沸点をはらむ。そして、5元をめぐる経営者とのささやかな攻防。これまでも、被写体との距離やフレーミング、すくいとる瞬間などに天才的な感覚を見せてきたワン・ビン監督ならではと言えるだろう。この映画は約20分のエピソードを9つのセグメントで描いている。登場する彼らすべてがここで生きていることを圧倒的に肯定し、それぞれの登場人物を注意深く見つめる。ワン・ビンの視線は、やがて中国という巨大な国に生きる一つの世代全体の運命を浮かび上がらせてしまう---必見のドキュメンタリー体験である。

  • Ryuichi Sakamoto | Opus

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    世界的音楽家、坂本龍一。1978年のデビュー以降“教授”の愛称で親しまれ、2023年3月に永眠するまで数々のアーティストに影響を与え、音楽シーンを牽引、精力的に国内外での活動を展開してきた。2年以上となる闘病生活を続けていた彼が、最後の力を振り絞り演奏した映像収録は、2022年9月、坂本が「日本でいちばん音のいいスタジオ」と評する東京のNHK509スタジオで8日間に渡り行われた。撮影で使用したのは2000年に坂本のためにカスタムメイドされ、長年コンサートやレコーディングで愛用したヤマハのグランドピアノのみ。名曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」、坂本の最後のアルバム「12」からの曲、そして初めてピアノ・ソロで演奏されたYMO時代の「Tong Poo」まで、自身が選曲した20曲から構成。ボーダーを越え活動を続けた坂本の軌跡を辿る曲目、鍵盤を奏でる指と音楽家の息遣い、その人生が刻みこまれた手。坂本自身がアプルーブし、入念なポストプロダクションを経てこの映画が完成した。坂本が全面的に信頼を寄せた監督と撮影クルーたちが慎重に撮影プランを練り上げ、全編モノクロームの親密かつ厳密な世界でひとつしかない宝物のような空間を生み出した。奇跡とも思える美しく儚い演奏は今、私たちの心に深く刻み込まれる。

  • あらすじ

    沖縄発のバンド『やちむん刺激茄子』のリーダー・奈須重樹は2021年、音楽活動30周年を迎えた。彼の作詞作曲能力は玄人筋には評判が良いが、これまで小ヒットが一曲のみ。それでもめげずに活動を続け、今は流しを中心に日銭を稼ぎながら精力的に新曲を発表している。そんな“売れない男”が脚光を浴びたのが、バンド結成25周年記念で挑んだ首里劇場でのスペシャルライブ。18人編成のビッグ・バンドで臨んだ彼は、満員の聴衆を前に天衣無縫なパフォーマンスを繰り広げ、沖縄最古の映画館を華やかな空気で包み込む……。

  • 正義の行方

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    極めて痛ましく、しかも直接証拠が存在しない難事件の解決に執念を燃やし続けた福岡県警。久間の無実を信じ、“死刑執行後の再審請求”というこの上ない困難に挑み続ける弁護団。さらに、圧巻は事件発生当初からの自社の報道に疑問を持ち、事件を検証する調査報道を進めた西日本新聞社のジャーナリストたち。その姿勢は、マスメディアへの信頼が損なわれ、新聞やテレビなどの“オールドメディア”がビジネスモデルとしても急速に翳りを見せる今日、たしかな希望として私たちの心を捉える。誰の〈真実〉が本当・・なのか? 誰の〈正義〉が正しい・・・のか? スクリーンを見つめる私たちは、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになる。

  • フィシスの波文

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    京都の唐紙工房「唐長」は、和紙に文様を手摺りする唐紙を400年間継承してきた。その手仕事の現場から、本作は始まる。植物文、雲や星を表す天象文、渦巻きや波文などが刻まれた江戸時代の板木に、泥絵具や雲母を載せ、和紙に文様を写していく。その反復によって生み出される唐紙の、息をのむような美しさ。あるがままの自然のかたち、動き、リズム、色合い。文様と、自然の「かたち」や「気配」をカメラは丁寧に追っていく。葵祭や祇園祭、寺社や茶事の空間に息づく文様。1万年余り前のイタリアの線刻画や古代ローマの聖堂を飾るモザイク。北海道のアイヌの暮らしに受け継がれている文様。まるで文様に導かれるように、時空を超えて旅は繋がっていく。エルメスのアーティスティック・ディレクター、デザイナーの皆川明(ミナ ペルホネン)、美術家の戸村浩は、自然からのインスピレーションと、自らの創作について真摯に語る。密やかに行われるアイヌの儀式や山の神への祈りは、人と自然と文様との関係性を、より鮮明に浮きあがらせる。小さな京都の工房から多層的に拡がる文様を巡る旅の記録が、私たちが忘れてしまった大切な感覚、全人類の古層とのつながりを思い出させてくれる。

  • 日日芸術

    ジャンル:ドラマ制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    「なんなの、これ?」俳優・富田望生が謎の喫茶店に寄り道したことから始まる摩訶不思議な物語。喫茶店の店主(齋藤陽道)は、セロハンテープでつくられた奇妙なメガネをかけている。店主に促され、望生もメガネをかけてみると、なんと日常の景色がアートだらけの世界に大変身!不思議なメガネに導かれるように、望生は独創的な作品をつくるアーティストたちと出会っていく。落ち葉を折りこみ動物を創り出す青年、鳥を描き続ける青髪の女、毎日欠かさずコンビニで自分の顔をコピーする男…個性豊かなアーティストたちの唯一無二の表現と生き様に刺激を受け、望生は自分の表現を模索しはじめる。アートを巡る旅をカラフルに彩るのは、楽団「パスカルズ」。本作のために書き下ろした楽曲を演奏するだけでなく、出演も!富田望生をよりファンタジックな世界に誘っていく。どこまでがドラマで、どこからがドキュメンタリーなのか?ドラマ×ドキュメンタリー×音楽×アール・ブリュット唯一無二のアートに出会うロードムービー。さぁ望生と一緒に、メガネをかけよ、旅へ出よう!

  • あらすじ

    "在から約50年前、1972年11月8日に早稲田大学文学部キャンパスでひとりの若者が殺された。第一文学部2年生の川口大三郎君。文学部自治会を牛耳り、早大支配を狙う新左翼党派・革マル派(日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派)による凄惨なリンチが死因だった。好奇心旺盛な普通の若者だった川口君は、なぜ殺されねばならなかったのか。 川口君リンチ殺人事件に怒った早大全学の一般学生はすぐに立ちあがった。革マル派を追放して自由なキャンパスを取り戻し、民主的な自治会を作ることを目的とした「早大解放闘争」が始まり、世間の注目を集める。それは「内ゲバ」の時代を終わらせ、新しい学生運動を生み出す可能性を秘めた闘いのはずだった。しかし革マル派の「革命的暴力」の前に一般学生は敗れ去り、わずか一年でその闘争は収束する。そして皮肉にも川口君リンチ殺人事件を機に革マル派と中核派の「内ゲバ」は、社青同解放派(日本社会主義青年同盟解放派)をも巻き込む形でエスカレートしてゆく。結果として、100人を超えた「内ゲバ」の犠牲者たちは、なぜ死ななければならなかったのか。理想に燃えた約50年前の若者たちが犯した失敗を、理想に燃える未来の若者たちが二度と繰り返さないために、私たちは知らなければならない。"

  • キッチンから花束を

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2024年

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    あらすじ

    台湾人の両親をもち、日本で生まれ育った斉風瑞(ふーみんママ)友人の一言から1971年、神宮前に小さな中華風家庭料理のお店「ふーみん」をオープン。父と母からもらった確かな味覚と温かな愛情。なぜ、「ふーみん」は50年にわたって愛されつづけるのか。様々なメニューが生まれたストーリー、ふーみんママと料理の原点。数々の証言、日本と台湾、そして斉風瑞の家族を3年半にわたり追いつづけた長編ドキュメンタリー映画作品

  • あらすじ

    時代を先取りした音楽性で日本の音楽シーンをリードし、「トノバン」の愛称で親しまれた音楽家・加藤和彦。フォークバンド「ザ・フォーク・クルセダーズ」でプロデビューし、世界進出したロックバンド「サディスティック・ミカ・バンド」を経て、ソロミュージシャンや作曲家、プロデューサーをはじめ、映画や舞台、歌舞伎の音楽など多岐にわたって活動した彼の功績を、関係者の証言などで振り返る。アーティストたちがトリビュートバンドを結成し、「あの素晴しい愛をもう一度」を新たにレコーディングする様子も映し出される。

  • あらすじ

    2019年、FIBAバスケットボールワールドカップに出場した男子日本代表は、 世界の強豪相手に5戦全敗、出場32か国中31位の成績に終わる。2021年、「開催国枠」で出場した東京2020オリンピック、格上相手に3連敗を喫し、予選リーグ敗退。「バスケ男子日本代表は世界で勝てない」世の中の声は厳しかった。逆風が吹く2021年9月、当時、バスケットボール女子日本代表HCだった。トム・ホーバスが男子日本代表の新HCに就任。東京2020オリンピックで女子日本代表を銀メダルに導いた指揮官は、世界と戦える戦略と情熱を注ぎ込み、新たなチームを築き上げた。そして2023年8月、歴史を超えたあの夏へ。FIBAバスケットボールワールドカップ2023開幕。強豪国がひしめく「死のグループ」と言われた中、ホーバスHCは、【BELIEVE=ビリーブ】という言葉をチームに掲げ、世界に挑む選手たちを鼓舞し続けた。苦悩する練習中の姿、ロッカールームの檄、日本バスケにかける想い、密着カメラだからこそ捉えることができたあの熱戦の舞台裏。そしてスクリーンによみがえるスーパープレーの数々と歓喜の瞬間。さらに、トム・ホーバスHCや代表選手のインタビューを新たに収録、激戦を振り返りながら知られざる思いが語られていく。日本バスケの暁を信じて走り抜いた、諦めなかった男たちの<熱狂の物語が幕を開ける

  • アントニオ猪木をさがして

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2023年

    4.3

    あらすじ

    2022年10月1日に79歳で惜しまれつつこの世を去ったアントニオ猪木。日本を代表するプロレスラーにして実業家、政治家としてリングの内外で伝説的なエピソードを数々残してきた唯一無二の男。 偉人、カリスマ、挑戦者、変人、異端児、最強、至宝、英雄・・・彼を言い表す言葉は枚挙にいとまがない。 果たして巨星・アントニオ猪木とは、一体どんな人物だったのか?そして、我々にとって、アントニオ猪木とはいかなる“存在”だったのか?

  • 夢を喰(くら)う THE WRESTLER

    ジャンル:ドキュメンタリー制作国:日本制作年:2023年

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    あらすじ

    1984年ロサンゼルスオリンピック、男子レスリングフリースタイル57キロ級金メダリストの富山英明の生き様を追ったドキュメンタリー。1978年、79年の世界選手権を連覇し、1984年のロサンゼルス五輪で金メダリストになったレスラーの富山英明は、引退後も指導者として日本の五輪メダル獲得に貢献し、日本レスリング協会の会長にも就任するなど、レスラーとしての生涯を貫いている。1984年には自叙伝「夢を喰う」を出版したが、そこには単なるサクセスストーリーではない、人間の孤独な問いが書き記されている。富山は一瞬ですべてが決まる勝負の世界に身を置きながら、勝負だけにとらわれておらず、「負けることが許されない宿命を背負った者の苦悩」と「どんなに望んでも勝てない者の苦悩」を等しく理解する度量をもちあわせている。