湯を沸かすほどの熱い愛

夫が家出し、経営していた銭湯も休業状態の幸野双葉。それでも、パートをしながら一人娘の安澄を力強く育てていた。ある日パート先で倒れてしまった双葉は、病院で余命わずかの末期がんだという告知を受ける。 彼女はその時が来るまでにやっておくべきことを決め、実行に移すことに。それは、「家出した夫を連れ帰り銭湯を再開させる」「気が優しすぎる娘を独り立ちさせる」「娘をある人に会わせる」という3つのことだった。

「湯を沸かすほどの熱い愛」は、新鋭監督・中野量太と宮沢りえ主演による感動ドラマです。中野監督の商業デビュー作であり、「チチを撮りに」で高評価を得た彼の手腕が光ります。物語は、宮沢りえと若手女優・杉咲花が演じる母娘が死に直面するという壮絶なもの。二人の圧倒的な演技により、観る者の心を揺さぶります。驚きのラストには涙が止まらない、深い感動を呼ぶ作品です。