ドライブ・マイ・カー インターナショナル版
- 基本情報
- あらすじ
- 作品概要
制作年: 2021年 / 制作国: 日本
カテゴリ:映画 / ジャンル: R指定
【出演】
家福悠介[西島秀俊] 渡利みさき[三浦透子] 家福音[霧島れいか] 高槻耕史[岡田将生] パク・ユリム ジン・デヨン ソニア・ユアン アン・フィテ ペリー・ディゾン 安部聡子
…【監督】
濱口竜介
【原作】
村上春樹
【音楽】
石橋英子
【脚本】
濱口竜介 大江崇允
舞台俳優として活動しながら演出家としても活躍をしている家福悠介。元女優で現在は脚本家の家福音。過去に娘を病気で亡くすという経験を少しずつ乗り越えながら、2人は幸せな生活を送っていた。しかし、音には悠介に隠している秘密があった。その秘密が明かされることなく突然、音は亡くなる。音を失ったショックを抱えたまま2年が経ち、悠介は演劇祭の演出を任されたため広島に向かった。そこで無口な専属ドライバーのみさきと出会う。次の日、演劇祭のオーディションで悠介は、以前、音に紹介された高槻を見つけた。みさきとの関わり、高槻との再会で悠介が気づいたこととは?
「ドライブ・マイ・カー インターナショナル版」は、最愛の妻を亡くした男の深い喪失感と微かな希望を描いた作品です。濱口竜介監督が村上春樹の短編小説を映画化し、脚本も手掛けました。西島秀俊が主演を務め、喪失感に苛まれつつも希望へと向かう主人公の心情を見事に表現しています。この作品は、人間の複雑な心情を巧みに描き出し、観る者に深い感動を与えます。
※作品情報の一部はU-NEXTから引用しております。
引用元:https://video.unext.jp/
配信中のサービス
見放題
月額2,189円
初回31日間無料
見放題
月額790円~
無料期間なし
※2025年3月更新データ
※当サイトで調査したサービスの中から配信中のサービスのみ掲載しています。
※プロモーションを含みます。
レビュー 10件
村上春樹の短編小説の映画化。小説よりもドライバーのみさきに焦点が当たっていて、より物語が濃くなっている印象。主役の家福役の西島秀俊さんと、みさき役の三浦透子ちゃんが抜群で、2人の空気感がとても村上春樹チックだった。
時間は長かったけど
邦画にあってすべてが面白かった
主人公の役に西島秀俊がとても合っていて
この人と結婚出来たら本当に幸せかも・・と思えた
”私、あなたのことがとっても好きなの”
妻が夫に伝えるセリフが印象的だった
心理描写が鋭く描かれた作品で、登場人物の心情や変化に何度も頷きました。怒りの感情や虚しさを隠し続ける家福より、自分に与えられてしまった境遇を受け入れているみさきの方が、精神的には強い。人の心をリアルに描いているからこそ、長尺の作品でも時間を忘れるほど熱中しまうのでしょう。静かにじんわりと、胸の奥に残る映画でした。
なんの前知識もなしに見始めたらR指定なシーンがいっぱいあってびっくりしちゃいましたが、終わり方は良かったです。良かった、という余韻が残ります。
劇中劇のラストシーンは美しいです。崇高です。
なんの問題もなさそうな人が、実はつらい過去を持っているのかもしれない。そういうことに気づかせてもらえます。
なんだか久しぶりに、大人な映画をじっくりと鑑賞できた気がします。原作が村上ワールド過ぎて理解が難しかったのですが、映画は重い内容ながらのめりこんで観てしまいました。
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
期待しすぎたせいかストーリーとしては、面白さを感じませんでした。
独特の世界観を持つ映画なので、考えると少し頭がゴチャゴチャなりそうな作品です。
ドライバー役の女優さんの演技は素晴らしかったと思います。
若い女性ドライバーの不思議な魅力を感じました。
個人的には、妻の不倫を目撃した時の相手は誰だったのか疑問が残りました。

2023.4.26
名無し/30代/男性
0
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
多部門で賞を受賞していると話題で作品を知り鑑賞しました。カット割が見やすく、またわかりやすく自分も作品の中の世界にいるような感覚になりました。主演の西島さんの人間味ある演技が素晴らしいくまた観たいと思いました。

2023.4.26
名無し/30代/女性
0
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
誰もが抱えるであろう喪失感と心の闇、またそこから新たな人と知り合うことで生まれる再生が描かれた作品だと思いました。ドライブというタイトルだけあって、まるで車に乗っているような風景、映像の流れも見事でした。主人公の心の動きが読めるようで美しい作品でした。

2023.4.26
野武士/30代/男性
0
このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
"余韻の使い方がこの映画の白眉になっており、登場人物すべてのセリフと並走するように潤沢な余白があらゆる仕掛けとともに設置されている映画です。チェーホフの「ワーニャ伯父さん」は機械的なテープの発声と死という虚構が重なり、そこに「ない」ものへの意識付けが映画全体で際立っていた。コミュニケーションの不和や他者との共生の難しさを伝える作品でもあり、テクノロシーがコミュニケーションの領域でも跋扈する現代への警鐘とも思える。"