70年代生まれの男子でロッキーに影響されなかった人っていないのではと思うほどの名作。この世代はスタローンの地声より羽佐間道夫の吹替えの方がしっくり来るんじゃないんでしょうか。タクシードライバーとロッキーは同じ1976年の作品ですが前者はアメリカン・ニューシネマ、後者はハリウッド的サクセスストーリーで主人公もトラヴィスが陰、ロッキーは陽として描かれているのが面白いです。ロッキーとエイドリアンのロマンスも脳筋ダメ男子とコミュ障女子だからこそリアリティがあって感情移入しやすく、美男美女のそれなんて絵空事じゃんと辟易してしまいます。
2024.08.09 投稿