pochi

60代/男性

33 件のレビュー

投稿日順 評価順

幸せなひとりぼっち

5.0

妻を失い、仕事も退職。失望のあまり自殺も考えたが上手くいかない。そんな孤独な頑固親父が隣人たちと対立しながらも心を通わせていく。その変化が面白い。このままハッピー・エンドとなるか?と考えながら観ていました。ラスト・シーンは涙ものです。

2024.04.19 投稿

さらば冬のかもめ

4.0

ベトナム戦争関係の作品は多いですが、これはのんびりと観るのに打ってつけの作品です。犯罪を犯した兵士の護送という任務。3人の珍道中は微笑ましくもあり、考えさせられる場面もあります。徐々に友情が芽生える辺りも面白い。

2024.04.19 投稿

点と線

5.0

原作の面白さを見事に再現。列車や飛行機の時刻表を駆使したトリックとそれを一つずつ解きほぐしていく刑事の執念には圧倒されます。現代の刑事物のようなスピードはありませんが、現代にはない”深み”が感じられます。

2024.04.19 投稿

松本清張 球形の荒野

4.0

松本清張の作品は数多く映画化されており、当たり外れがありますが、これは当たりの方。戦時中に亡くなったはずの父親がもしかして生きているのでは・・・という疑惑が深まる中で起こる殺人事件。その謎を追うミステリーですが、主人公の心理描写が上手いと思います。

2024.04.19 投稿

少年

5.0

主役の少年は演技経験の無い”素人”だからこそこの作品は素晴らしいと思います。いわゆる”子役”が持つ芸能界ずれしたいやらしさなど微塵もない。普通の少年がスクリーンの中で泣き、笑い、怒る。ここに真の少年の姿を見るように感じます。

2024.04.19 投稿

浮雲

4.0

今どきはやらない「メロドラマ」という言葉がぴったりの作品。どんなに愛し合っていても明るい未来はやって来ない。それを十分承知の上で別れられない男の女の悲しい性(さが)が胸を打つ。主人公のカップルは美男美女。とても良いです。

2024.04.19 投稿

ショーシャンクの空に

5.0

長い作品ですが、一気に観てしまいます。まさに名作ですね。常に心の中に希望を抱き続けるアンディ。そしていつしか他の人にも希望を持つことの大切さが伝わっていきます。さらに友情も芽生えてくるのです。疲れた時、癒されたい時にはこの作品を観るようにしています。

2024.04.19 投稿

生きる

5.0

残り少ない人生。一念発起して公園を作るために奔走する渡辺課長の姿は感動的です。そして彼と絡む主婦たち、小説家やヤクザの親分のキャラクターは強烈な印象。しかし役所というものは何十年もの間変わっていないのですね。

2024.04.17 投稿

どですかでん

4.0

全体にほのぼのとした感じが漂っています。電車男の六ちゃん他ユニークなキャラクターが次から次へと登場し、楽しめます。この作品。カラーで撮影したのは大正解!原作の世界観が良く出ていると思います。

2024.04.17 投稿

蜘蛛巣城

5.0

原作を知らなくても十分に楽しめる娯楽大作。じわじわと城に押し寄せる敵の大群の描写など大迫力で迫ってきます。他の作品にも共通していますが、あの頃はいい役者がたくさんいましたね。今では実現不可能。寂しい気がします。三船敏郎が弓で射られるシーンは圧巻!

2024.04.17 投稿

悪い奴ほどよく眠る

4.0

いつの時代でも権力を武器にして私腹を肥やす連中が蔓延っている。そんな悪党どもに真っ向から勝負を挑んだ青年。彼の胸の内には、汚職の犠牲となった父親の復讐を果たすという切実な願いがあった。果たして巨悪を倒すことができるのか?最後まで気が抜けない。

2024.04.17 投稿

イコライザー2

3.0

タクシー・ドライバー姿が板についているマッコール。相変わらず正義の味方として、悪を退治しています。今回は友人の敵討ちがメインになっており、仇を一人ずつ倒していくのですが、その方法が過激。少しやりすぎでは、と思われるようなシーンもあります。もう少しクールな方法があったのではないかと思います。

2024.04.16 投稿

イコライザー

4.0

ロシアンマフィアを殲滅するシーンは圧巻。そしてラストの敵との対決ではホーム・センターの商品を駆使して戦う。よくぞ考えたものですね!マッコールが救おうとしているのはマフィアに虐待されている少女。クロエが熱演していますが、マッコールとの友情が微笑ましい。

2024.04.16 投稿

アデライン、100年目の恋

4.0

永遠に年をとらない美女。かつての恋人との偶然の出会いが切ないですね。しかし、再び恋をしたことにより、彼女の身にも変化が起こり・・・。一体どんな展開になるのかとワクワクさせるミステリー的な要素もあります。一味違うハリソン・フォードの演技がいいですね。

2024.04.15 投稿

ミスト

3.0

見えない恐怖の正体がやがて姿を現し人々に襲い掛かる。王道のモンスターパニックです。そのフィギュアはややチープな感じはしますが、十分に不気味で恐ろしいです。でも極限状態に置かれた人々の精神状態はもっと怖いですね。特にラストは衝撃的。今までにないほど後味の悪い作品です。

2024.04.15 投稿

ネブラスカ ふたつのこころをつなぐ旅

4.0

父と子が旅をしながら心を通わせていく。なんの変哲もないストーリーですが、同時に心に沁みる作品です。旅の最中に今まで語られなかった父の過去が徐々に明らかになっていく様子も面白いと思います。しかし高齢者を騙す宝くじ業者はけしからん!

2024.04.15 投稿

フィールド・オブ・ドリームス

5.0

ユーレイが野球をするというファンタジーの世界が楽しいです。欲を言えば、トウモロコシ畑の向こうにある世界も観たかった。ラストのキャッチボール・シーンにはウルっときてしまいます。バート・ランカスターとレイ・リオッタがいい味出しているので星5個です!

2024.04.15 投稿

白痴

4.0

森雅之の上手さに改めて脱帽。「羅生門」と並ぶ名演技です。厳冬の北海道の景色とも相まって、ドストエフスキーの世界が見事に描かれていると感じます。三船敏郎は相変わらずですが、存在感はありますね。できればノーカット版が観たかった。

2024.04.13 投稿

東京物語 ニューデジタルリマスター

5.0

小津作品に共通しているのはありふれた日常の物語。誰も怒らないし誰も傷つけたりしない。なんの事件も起こらない。これがいいんです!カメラのアングルも優しい。世界が認めた名作。ぜひ観てください。

2024.04.13 投稿

ブロンクス物語

4.0

実の父親と裏社会の父親。二人の父の板挟みで悩む少年。でもこの父親たちのおかげで道を踏み外さずに済んだのです。さらに美しい少女とのロマンスも芽生えて。前編に流れる60年代サウンドとジャズが物語にピッタリとハマっています。

2024.04.13 投稿

グリーンブック

4.0

南部をツアーで回る黒人ピアニストのシャーリーは幾度も差別的な扱いを受けますが、常に冷静に品位を保っています。特に差別問題を取り上げている作品ではないので、重く考えずに全く正反対のシャーリーとトニーの絡みを楽しみながら観ることができます。

2024.04.11 投稿

隠し砦の三悪人

5.0

ハリウッド映画にも影響を与えた王道の娯楽時代劇。コミカルな百姓コンビ、凄腕の武将、さらに美しい姫君が繰り広げる戦国絵巻とも言えるでしょう。この当時は役者が揃っていたからいい作品がたくさんできましたね。

2024.04.11 投稿

砂の器

5.0

原作とは違ったストーリー展開が斬新で面白い。作品の中心となる親子での巡礼シーンは美しい四季の風景やBGMとも相まって感動的です。ラストのピアノ演奏シーンは犯人による真実の告白のように思えます。ここはセリフや解説は無用ですね。

2024.04.11 投稿

愛のコリーダ

4.0

この作品の主人公役は松田英子以外には考えられない。彼女はまるで観音様のようだ!早逝が惜しまれる。色気はないけれど、うちに秘めた情念の炎がその眼差しに光っている。凄まじいまでの執念に思わず身震いする。これほどまでに愛されたら男も本望だろう。

2024.04.11 投稿

オットーという男

4.0

曲がったことが大嫌いで、ルールを守らない者には容赦無く鉄槌を下す。今では見かけないような頑固オヤジ。しかしその仏頂面とは裏腹に心の中には悲しさと寂しさを秘めているため、人の気持ちもわかる。だから言葉はきつくても人には優しくできるのがオットーという人間だ!こんな頑固オヤジなら身近にいてもいいと思う。

2024.04.11 投稿

フォレスト・ガンプ 一期一会

5.0

フォレスト・ガンプが語る自らの人生は、ママが言ったように「チョコレートの箱のようなもの」。出会いと別れを繰り返し、まさに波瀾万丈でした。最愛のジェニーとの切ないロマンスには胸が熱くなります。そして、ダン小隊長のエキセントリックさが印象的です。

2024.04.10 投稿

夏の香り

4.0

韓国ドラマの王道的なストーリー。美男・美女コンビが美しい自然をバックに愛を育んでゆく。牧歌的な風景はどこか懐かしく、まるで故郷のように感じてしまいます。それにしても主役コンビの繊細な演技は素晴らしいですね。

2024.04.10 投稿

雪の女王

5.0

おじさんでも思わず泣いてしまう、切ないラブ・ストーリー。幼い頃の出会いとすれ違い。彼女の難病。三角関係など様々な思いが交錯するストーリー展開からは目が離せませんね。ラストまで一気に観てしまいます。

2024.04.10 投稿

天国と地獄

4.0

誘拐犯との駆け引きにおいて、疾走する新幹線を使った身代金の受け渡しは全く意表を突く面白さです。現代ならこの時点で犯人は捕まるだろうな・・・と思いながら観ています。ラストの犯人の絶叫がとてもリアルで恐ろしい。

2024.04.10 投稿

七人の侍

5.0

とにかく7人のキャラクターが見事にはまっている!これ以上ないくらいぴったりな配役です。ストーリーは平凡ですが、ラストの雨中の合戦シーンは迫力あります。CGを使用した胡散臭い映像ではないリアルさが圧巻です。三船敏郎がワイルドでセクシー!

2024.04.10 投稿

オットーという男

3.0

曲がったことが大嫌い!規則を守らない者には容赦無く厳しい言葉を投げかける。いつも仏頂面のオットーですが、心の中は寂しさと悲しみで一杯。トム・ハンクスはそれを悟られまいとするコミカルなオットーの姿を上手く演じています。 この作品、もう少し話題になっても良かったのでは?

2024.04.10 投稿

グリーンブック

3.0

1960年代のアメリカ。人種差別が色濃く残るディープサウス。人気黒人ピアニストのドクター・シャーリーはあえてその地域にツアーに出ます。 運転手として雇われたトニーとお互いに反目し合いながらツアーを続けていくうちに徐々に二人の距離が縮まり、友情が芽生えてくる過程が実に面白い作品です。 常に沈着冷静で自分の信念を曲げないドクター・シャーリーと粗野で乱暴だが情に厚いトニーとの掛け合いが絶妙。笑える場面もあり、ほろりとさせる場面もあり、最後には心もほっこりとした気分になれます。

2024.04.10 投稿

フォレスト・ガンプ 一期一会

3.0

多くの名言が散りばめられた、まさに名作という名に値する作品です。フォレストが語る自らの波瀾万丈の半生。笑えるエピソードも泣けるエピソードもふんだんに盛り込まれた彼の人生はまさに”チョコレートの箱”のようなものですね。食べてみなければわからない。そして、最愛の女性との切ないすれ違いやフォレストと息子との温かいふれあいなども心に響きます。まだご覧になっていない方はぜひ一度観てください。きっと泣けます。

2024.04.09 投稿