1960年代のアメリカ。人種差別が色濃く残るディープサウス。人気黒人ピアニストのドクター・シャーリーはあえてその地域にツアーに出ます。
運転手として雇われたトニーとお互いに反目し合いながらツアーを続けていくうちに徐々に二人の距離が縮まり、友情が芽生えてくる過程が実に面白い作品です。
常に沈着冷静で自分の信念を曲げないドクター・シャーリーと粗野で乱暴だが情に厚いトニーとの掛け合いが絶妙。笑える場面もあり、ほろりとさせる場面もあり、最後には心もほっこりとした気分になれます。
2024.04.10 投稿