劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』

映画「TOKYO MER 走る緊急救命室~南海ミッション」は、人気テレビドラマシリーズ「TOKYO MER 走る緊急救命室」の劇場版2作目となる作品です。

主演はシリーズ通して今作も鈴木亮平です。劇場版とあって迫力満点の映像と壮大なスケールのストーリーは必見。

強い使命感を胸に多くの命と向き合うMERメンバーの奮闘は涙なしには見られません。文句なしの感動作です。


2021年7月からTBS系列で全11話で放送されたテレビドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の劇場版第2弾になります。

非常にエンターテイメント作品としてブレていなくて、誰もが楽しめる面白い作品です。
第1弾の「劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」は横浜のランドマークタワーが舞台でしたが、今作は鹿児島の離島が舞台。
前作より映画作品としてのスケール感もたっぷり大きくなっています。
火山の噴火に始まり、次々に色んな事が起こって、危機の連続。
それを危機一髪で乗り越えていく様は、観ているこちらはずっとハラハラドキドキして、全く観客を退屈させない展開になっています。
もう、全編ずっと緊迫感がある展開です。
なんせ、物語も展開も軸も結末もお約束も、なにもかもブレていない。
155キロのどストレートで内角にズドンと投げ込んでくる。
老若男女のどんな人でも楽しめる、超エンタメな作品に仕上がっています。
これは万人に大きく響いて、思いが届くでしょうね。

今作の公開時、鹿児島の離島が舞台というのが、地震が頻繁に起こっている実際の鹿児島の自然災害とリンクしていてとてもタイムリーになっていました。
そんな時期に、この場所を舞台に…というのは、興行側としてはちょっと考えものなのかもしれませんが、ある意味、防災意識を高める機会にもなったかもしれないですね。
それに、いい意味で注目もされたと思います。

「TOKYO MER~走る緊急救命室~」のドラマシリーズを作ったきっかけになった未曾有の事態になったコロナ。
コロナ禍でも懸命に命を救うために働く医療従事者にエールを送り、勇気づけたかったということらしいです。
その思いは、きっちり伝わって来ます。
人の命を救うという仕事に従事する者の偉大さ、格好良さ、それだけではないですが尊さを感じます。

正直、物語の展開はベタベタではあるのですが、あえてベタベタさを外さず、真っ直ぐにブレずに押し込んできています。
前作もそうでしたが、そのブレなさで、これでもか!これでもか!とグイグイ押してきます。
そして押し切られてしまいます。
ここまでわかりやすくエンタメに仕立て上げ王道展開を貫いてくれると、心は大きく揺れ動かされてしまいます。

出演者のみなさんの演技も大きな魅力のひとつです。
鈴木亮平の恐ろしく素早い判断力、まるでセリフのような指示力(笑)は、演技とはいえ凄いです。
圧巻の台詞回しです。
もうアンドロイドみたい(笑)。
それに驚愕の行動力、リーダーシップを以上ないくらい存分に発揮しています。
仕事が出来て、性格的にもとんでもなくいいヤツです。
こんな人が各業界、会社にいると日本は、世界は、人類はもっと栄えるでしょうね(笑)。
ほか、それぞれのキャラの魅力も上手い割合で描いています。
各キャラのファンの方には、今作の出番や役割では物足りなさもあったりするかもしれませんが、そういうのも含めてバランスよく配置していると思います。
そして役者のみなさんの演技を引き出す演出も素晴らしいですね。

ドラマシリーズを観ていない方でも、十分に楽しめる作品になっています。
なんだったら、劇場版第1弾も観ていなくて、今作が初めてのビギナーさんでも、十分に面白さは伝わってくる作品になっています。
でも、やっぱり過去作を知っていると、もっと楽しめますよ。

2023年の劇場版第1弾の「劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」は、興行収入約45億3,000万円と大ヒット。
そして今作も、2025年の夏休みシーズンに公開され、約45億円以上(2025年9月初旬現在)とこれまた大ヒットを記録しています。
大ヒットを受けてすぐに劇場版第3弾の製作が決定しました。
しばらくはシリーズ化され、大ヒットシリーズになりそうですね。

【書いた人】
映画大好きroninです。
年間、劇場など新作を350本前後、その他配信などで約700本以上の映画を観ています。
ラジオドラマを数本、映画のシナリオや企画も執筆しています。
たまに映画のトークイベントやラジオにも出演。
映画検定2級。
アメブロで映画のブログやってます!
https://ameblo.jp/roninfilms/



制作国

日本

作品カテゴリー

映画

公開日

2025年8月1日

作品ジャンル

ドラマ,医療

公式サイト

公式サイトへ移動する

あらすじ


事故や災害現場に駆け付け、人命を救助するために結成された医療チームTOKYO MER。

数々の功績が認められ、名古屋や大阪、福岡など新たな場所でMERは産声を上げていた。

さらに沖縄や鹿児島の離島でのMER誘致活動が活発化し、NK1(オペ室搭載の特殊車両)をフェリーに乗せ島々を回る南海MERの試験運用が開始。

指導スタッフとして赴任した喜多見と看護師の夏梅が離島医療に従事していたある日、鹿児島県・諏訪之瀬島で噴火が発生する。

壊滅的な被害の中、島に残された全員の命のために南海MERが困難なミッションに挑む!



レビュー 8件

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4.8

~5

88%

~4

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〜1

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2025.9.3

ばなな/30代/女性

5.0

0


あんまり2,3と続くと面白くなくなるけど、この作品は続いてもまだまだ見続けられる作品。私だけでなく、珍しく私の親も見続けている。

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2025.8.25

ごんべ/20代/女性

5.0

0


MERは大好きなので今回もとても期待して観たがやはり面白かった。観る前は楽しみにはしてたがいつもと違って火山噴火という身近ではない内容だからなと思っていたが、そんなのは関係なく出てくる人たちみんなカッコよくて、すごく観てよかったと思った!

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2025.8.25

いく沙美/30代/女性

4.0

0


すごいスケールで描かれていましたが、ドラマの内容のように人命救助に走る主人公がとてもかっこよかったです。俳優陣もドラマの時と変わらず演技力が高く良い作品でした。

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2025.8.22

Micho/30代/女性

4.5

0


想像を普通に超える。これまでもシリーズは見てきていて、なんとなく展開はわかるのに要所要所うるっとするシーンや、これ以上ここからどうなるの?と思うところから、もうひとつ上へ想像をこえる。おもしろかった。

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2025.8.12

映画は映画館で/60以上代/男性

4.5

0

面白い


文句なしに楽しめる作品、火山の爆発シーンがすごくリアルで映画館の大きなスクリーンで見るべきです。ハラハラドキドキ感が最後まで体験でき、まるでテーマパークに行っているような雰囲気でした。日本の技術力もハリウッドに負けてないと実感しました。

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2025.8.4

みーこ/30代/女性

5.0

0

心温まる 尊い 映画館で見るのがおすすめ


ドラマからのファンです。映画となると、流石に規模が大きくて、迫力がありました!大画面の映画館で見る価値があります!

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2025.7.9

ぱすぴん/30代/女性

5.0

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映画館で見るのがおすすめ 記憶をなくしてもう一回見たい 感動


ドラマ時代から大好きでずっと観てました。主人公の鈴木亮平がハマり役で、アツイ演技に涙が止まりませんでした…リバイバルも是非やってほしいです!

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2025.6.27

セレナ/20代/女性

5.0

0

感動


命を助けるために、奔走する救急隊員の姿に感動!シリーズ物だけど、これ単体で見ても十分に内容を理解できるからOK!大迫力のアクションシーンにも注目!


キャスト

【出演】
喜多見幸太[鈴木亮平] 音羽尚[賀来賢人] 牧志秀実[江口洋介] 蔵前夏梅[菜々緒] 武美幸[宮澤エマ] 常盤拓[高杉真宙] 知花青空[生見愛瑠] 赤塚梓[石田ゆり子] 潮見知広[ジェシー] 冬木治朗[小手伸也] 弦巻比奈[中条あやみ] 徳丸元一[佐野勇斗] ホアン・ラン・ミン[フォンチー]  
【スタッフ】
監督[松木 彩] 脚本[黒岩勉] 配給[東宝]  


予告動画


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